その結果、準決勝は以下の通りとなりました。
ライオンズ VS ハリケーンズ
クルセーダーズ VS チーフス
個人的な予想では、クルセーダーズの勝ち上がりをハイランダーズと予想していたのですが、
ハイランダーズは、雨にやられてしまいましたね。
雨の中の試合はお互い一緒だろ??
なんて思われるかもしれませんが、どうやら雨のために前日のフライトがキャンセルとなり
試合会場には7時間前に現地入りしたのだとか・・・。
いや、これ厳しいでしょ・・・。
仮に雨が降らなかったとしても、せめて3日前くらいに現地入りすることはできなかったのでしょうかね?
しかし、この週末に行われた試合すべて、これまでのシーズンとはまた違った戦いとなっていて、
まったく予測がつかない状態ですね・・・。
まぁ、残った顔ぶれを見れば、ほぼ順当な勝ち上がりとなるのでしょうが、
圧勝で勝ち上がってくると思っていたライオンズがまさか、あそこまで苦戦してようやく勝ち上がってくるなんて思ってみませんでしたね。
正直なところシャークスは大きな魚を逃してしまいましたね。
カルウィン・ボッシュのSO起用は後半途中までは当たっていたとは思うのですが、後半ドロップゴールの連発はちょっといただけませんよね・・・。
FWが疲れていたのかもしれませんが、あまりに無理くりすぎて2本目が外れた時点で、シャークスの負けを確信しました。
ストーマーズVSチーフスの試合は、まるでフランスのTOP14のような試合でしたね。
ともに優れたバックス陣がいるにも関わらず、あまり画面に出てくることなく、ほぼFW陣のフィジカルのぶつかり合いがほとんどでしたし、ロースコアの試合にも関わらず守備陣同士の戦いがとても面白く、見所満載でした。
(まぁ、ハリケーンズのような試合が好みの人からすると、眠くなるような試合だったかもしれませんが・・・。)
さて、そのハリケーンズなのですが、こちらもシーズンとは異なるプレイスタイルだったとはいえ、あいかわらず面白いトライを演出してくれます。
SHのペレナラが、恐らくSOのボーデンバレットにパスしようとしたボールが、走り込んできたプロップのベン・メイの頭に当たって前に飛び、そのインゴールにはいったボールをセンターに入っていたジョーディー・バレットがトライするなんて、本当に面白いチームです。
というか、このシーズンを見ていると、ジョーディー・バレットが面白トライにいつも絡んでいるように思えます。
この試合では、久しぶりにフッカーのデイン・コールズが出場したのですが、やはり役者が違いますね・・・。
ラインアウトで、あそこまで安心して見ていられるフッカーって、なかなかいませんよ。
さらっと、成功させるんですよね。
おまけに途中出場なのに、キャリー6、18メーター、オフロード1、トライアシスト1なんて、フロントローの数字じゃないですよね。
リチテリだって素晴らしいフッカーなのに、もう存在感が違います。
やっぱりアイリッシュ・ブリティッシュライオンズとの試合で観たかったですねぇ~。
さて、来週は準決勝となるわけですが、できれば「雨」だけは避けて欲しいですね。
クライストチャーチの水たまりでは、スーパーラグビーのアグレッシブさが削がれてしまいますからね。
あと、ライオンズがどこまでシーズン中の落ち着きを取り戻してくるかが鍵となりそうですね。